いずみが丘クリニックの皮膚科|名古屋市守山区の泌尿器科・内科・皮膚科

前立腺肥大症の日帰り手術 PROSTATE WAVE

当院の前立腺肥大症治療

前立腺肥大症とは

加齢とともに前立腺が大きくなり、
尿道を圧迫する病気です

前立腺は膀胱の下にある男性特有の臓器で、尿道を取り囲む形で存在します。加齢やホルモンの変化により徐々に肥大し、尿の通り道を圧迫することで、排尿困難・頻尿・残尿感などのさまざまな症状を引き起こします。放置すると尿閉(尿が全く出なくなる)や腎機能への影響につながるケースもあるため、早めの受診が大切です。

WAVE治療(経尿道的水蒸気治療)とは

水蒸気の熱エネルギーで
肥大した前立腺を縮小させる
低侵襲治療です

WAVE治療(Rezum System)は、尿道から細い器具を挿入し、約103℃の水蒸気を前立腺に注入することで、肥大した組織を縮小させる治療法です。2022年に日本で保険適用となり、欧米では10年以上の臨床実績を持ちます。切除や焼灼を行わないため出血が少なく、日帰りでの治療が可能です。縮小効果は1〜3か月かけて徐々にあらわれます。

WAVE治療の6つの特徴

メスを使わない
低侵襲治療
入院不要
日帰り対応
手術時間は
10分未満
と短時間
性機能への
影響が少ない
5年間の
再手術率は
4.4%と低い
保険適用で
受けられる

従来手術との比較

比較項目 WAVE治療 従来手術(TURP/HoLEP)
治療法 水蒸気による縮小 切除・くり抜き
治療時間 10分未満 60~90分
麻酔 局所+仙骨硬膜外麻酔 全身/下半身麻酔
入院 不要(日帰り) 4〜7日
出血 少ない 出血を伴う場合あり
性機能への影響 影響が少ない 逆行性射精のリスクあり

※比較表は一般的な特徴を示したものです。個々の症状・状態により、適切な治療法は異なります。詳細は専門医にご相談ください。

治療の流れ

01 外来診察・検査

前立腺の大きさ・症状を評価します。血液検査・尿検査・超音波検査などを行い、WAVE治療が適応かを確認します。

02 手術前の準備

手術日前に注意事項をご説明します。抗血小板薬を服用中の方は、手術前後に休薬をお願いする場合があります。

03 日帰り手術(WAVE治療)

尿道から器具を挿入し水蒸気を注入します。治療時間は10分未満。リカバリールームで休憩後、当日帰宅可能です。

04 術後の経過観察

治療後1〜2週間はカテーテルを留置。1か月後に外来受診いただき、排尿状態を確認します。効果は1〜3か月かけて徐々にあらわれます。

術後の経過タイムライン

術後1~2週間

カテーテル留置期間(看護師がケア方法をご説明します)

術後 1か月

外来受診・排尿状態の確認

術後 1〜3か月

尿の勢い・回数などが徐々に改善していきます
※前立腺のむくみが引くのに伴い、少しずつ効果があらわれます

費用について

保険負担割合目安費用
(手術費用のみ)
1割負担(後期高齢者等)約1万円~4万円
2割負担約2万円~6万円
3割負担約8~17万円

※本治療は保険診療の対象であり、高額療養費制度が適用されます。
ご負担額は年齢や所得区分(自己負担割合)により異なり、特に70歳以上と69歳以下で自己負担限度額の仕組みが異なるため、幅のある金額表示となっています。
なお、マイナ保険証をご利用の場合は、原則として限度額適用認定証の事前手続きは不要です。
※上記は手術費用のみの目安です。診察料(初診・再診)や検査費用、処方薬代などが別途必要となる場合があります。

よくある質問(FAQ)

Q

どのような人がWAVE治療の対象になりますか?

A

前立腺肥大症による排尿症状があり、お薬で十分な効果が得られない方や、尿閉・尿路感染・血尿・膀胱結石などを認める方が対象となります。2026年4月からの適応見直しにより、これまで治療が難しいとされていた方にも検討可能となっています。適応は個々の状態により異なりますので、詳しくは診察時にご説明いたします。

Q

治療中に痛みはありますか?

A

局所麻酔と仙骨硬膜外麻酔を行い、さらに座薬を使用するため、治療中の痛みや違和感は少ないです。術後に軽い違和感や灼熱感を感じる場合がありますが、多くの場合数日以内に落ち着きます。

Q

効果はいつ頃からあらわれますか?

A

前立腺組織が縮小するまでに一定の時間が必要です。多くの方は術後1〜3か月かけて徐々に排尿状態が改善していきます。個人差がありますので、定期的な経過観察を行いながら確認してまいります。

Q

カテーテルはどのくらい留置しますか?

A

当院では安全を考慮し、術後1〜2週間程度カテーテルを留置します。看護師が装着方法や生活上の注意点を丁寧にご説明しますので、安心してお過ごしいただけます。

Q

薬(前立腺肥大症の薬・血液をサラサラにする薬)を飲んでいますが治療できますか?

A

抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、手術前後に休薬をお願いする場合があります。前立腺肥大症のお薬については、治療効果が出るまでの間は継続いただく場合があります。事前の診察で詳しくご説明します。

Q

再発した場合は再度治療できますか?

A

長期的に良好な効果が得られている治療ですが、前立腺の再肥大が生じた場合には再治療が可能な場合があります。定期的な経過観察を行い、状態に応じた対応をご提案いたします。

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